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愛知県ソフトボール協会尾張支部長 全尾張ソフトボール連絡協議会会長 岩田 満 |
平成14年の年の瀬も迫り、本年度の支部並びに協議会の全日程も、あとわずかな行事を残し無事または成功裡に終了する事ができました。これもひとえに所属する37市町村の協会および連盟のご理解と、関係各位の皆様のご指導とご協力の賜と厚く深く感謝と御礼を申し上げる次第でございます。 今年度、尾張で行われた大会は東海大会1、県大会10、尾張大会10、東西両大会が各3、他中学、高校、大学の大会が尾張全域の各市町村で実施されました。いずれの大会も各市町村のご理解で立派なグランドをご提供していただき、また、主管していただいた協会、連盟の方々の献身的なご尽力や関係各位のご協力により盛況のうちに終わることができました。 審判委員会と記録委員会につきましては、その拡充のため、各種の日本協会公認認定会を開催し、新しく仲間入りした3種合格者を始め、各種目で優秀な成績で合格されそれぞれ昇格されました。 指導員については、現在の公認指導員の制度が変わり、その合格には受講種目が多く時間的に制約される人たちには、実質合格できないとの指摘があります。従って、資格をもっている人がいないチームは公認の大会に出場できないことになります。このことを一時的または地域的に解消するため、愛知県協会が愛知県内のみ適用できる公認の認定会を津島市にて開催しました。紆余曲折いろいろありましたが東理事長はじめ関係各位のお骨折りにより実現しました。 しかし、全国大会等に出場されるチームや目指されるチームで、まだ有資格者のない場合は、この資格では全国大会などには、出場出来ませんので、現在の日本協会が認める資格を取る必要があります。また、今後この資格試験が簡素化される期待は、日本体育協会との公認云々のかね合いもあり、難しくなっても易しくはならないかと思います。せっかく全国大会の切符を得ても指導者不在で出場できない可能性もあり得ますし、救済のすべもありません。(そもそも予選会に出場資格がありません。)機会を見つけてぜひ資格を取ってください。 尾張地域のソフトボールは37の市町村の協会・連盟があり、それぞれの地域で大会を開いております。そうした中から市町村の代表チームが尾張大会、県大会に出場しております。しかし、日本リーグなどで活躍する実業団チームや全国大会で華々しく活躍するチームは残念ながら所属しておりません。また、クラブ、壮年、実年、ジュニア、家庭婦人、小学生など日本協会に登録しているチームもそれぞれがんばっていますが、今年度は、クラブ女子のGS愛知が、浜松市で行われた第23回クラブ女子選手権大会で2回戦まで進出しただけで、それ以外の全国大会で活躍したチームはありませんでした。 GS愛知は、地域・職域を越えて実業団、大学、高校で活躍したOGが集まって出来ているチームで、経済的にも時間的にも極めて劣悪な条件のもと長年にわたり活躍しております。今後も困難な条件をクリアーしての活躍を期待しています。 高校、中学はそれぞれ、主に高体連、中体連の大会と協会が主催、主管する大会があり、各学校もいろいろな場で活躍しております。なかでも、一宮女子高校は、県大会、東海大会に優勝し、茨城県で開催された全国高校総体で、3回戦まで進出したが、惜しくも優勝した星野女子高校(埼玉県)に3―0で惜敗しました。また、高知県で開催された、第57回国民体育大会少年女子の部で一宮女子高校を中心の愛知選抜は、決勝戦まで進み、星野女子高校を中心の埼玉選抜に再び3―1で敗れ、惜しくも準優勝に終わりました。いまや一宮女子高校は全国でも有力なチームに成長し、間違いなく全国制覇を出来る力をつけてきました。藤原監督をはじめ、関係各位に敬意を表すとともに今後の活躍を期待いたします。 尾張地域は、こうして突出したチームもありますが、もともと各地域でのコミュニケーションを重視した大会を実施しながら発展してきた市町村の協会、連盟などの集合体であります。従って、どうしてもこの地域の代表チームでは、現在の企業チームを中心とした有力チームに後塵を浴びるのは否めません。しかし、景気後退の折り、企業チーム中心のアマチュアスポーツが曲がり角に来ているのは現実です。この尾張地域は、有力な企業チームがないのが幸いし、私たちの努力次第では有力な地域クラブチームの出現もそう遠くないと思います。現実に企業チームのない県で有力なクラブチームを持ち全国制覇をしているのも事実です。私たちの地域は過去に国民体育大会をはじめ、数多く全国大会、日本リーグなどを、経験し、そうした大会開催への卓越したノウハウを持っております。また、何より各市町村ともソフトボールに対する行政の理解、ご支援もあり、すばらしい会場も多くあります。実は恵まれた環境にあるわけです。また、この地域の審判員、記録員はその人員、技術とも県下でも最右翼の組織をもっています。私たちの支部はコミュニケーションを重視して、この40年ほどやってきました。チームを育てるよりも各市町村の協会、連盟つくりを中心に活躍してきました。どの市町村の協会、連盟もそれぞれの市町村でのスポーツ活動の中心的団体であり、その地域での体育協会や体育指導委員会で活躍されています。こうした地域に密着した活動が多くのスポーツボランティアを育て、このことが、行政に信頼されて理解と協力を得られ施設の充実も図っていただけました。従来の私たちの支部活動が回り道だったかも知れませんが、いままで日本のスポーツを支えてきた企業スポーツ、学校体育という大きな二つの柱は、行き場を失ってさまよっているのも事実です。企業では不景気のあおりを受け、リストラ、休・廃部が相次ぎ、学校では、指導者の不足、少子化による部員数の減少などによって、チームを維持、運営することが困難な状況が生じてきています。幸か不幸か、この地域が有力な企業チームも学校もありませんでした。従って地域に密着した活動がベストでした。いわば、「スポーツのあたらしい流れ」を先取りして活動してきました。 2000年9月にわが国初のスポーツ振興基本計画が策定されましたが、その中で総合型地域スポーツの設立を中心にした「スポーツの新しい流れ」も生まれ初めています。地域と密着した活動を視野に入れた運動です。 これから私たちはこうした現状を踏まえ、市民チームや職域の枠を越えたクラブチームを生み出すことに力を入れなければなりません。バラ色とは申しませんが、こうした環境を生かし努力すれば全国でも有力なソフトボールの盛んな地域になるのも夢でないと思います。 終わりにあたりまして、平成15年度も多くの行事、大会が予定されております。今後とも皆さんのご支援ご協力をお願いし、あわせて本年度のご尽力に感謝と御礼を申し上げます。 |
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