紫陽花や帷子時(かたびらどき)の薄浅黄(うすあさぎ)−芭蕉−
愛知県ソフトボール協会尾張支部長
全尾張ソフトボール連絡協議会会長
岩田 満
 
 盛夏を思わせる日が続いたが今日は雨、この地方の入梅が始まった。アユ漁の解禁、アジサイの花にカタツムリ、そして蛍狩り…。これは初夏の風物詩だが、 蒸し暑くうっとうしい梅雨のこの時期は、大会関係者にとってははなはだ迷惑だ。
 稲沢市で始まった全日本ソフトボール大会県予選.。開会式も中止してグランドを整備し何とか試合をとの苦肉の策も、にわかの大降りの雨で続行不可能となった。そのくせ、午後はすっかり雨は上がった。来週、出来るかどうかは保証はない。選手はもとより審判員、記録員には、はなはだ迷惑なことで恐縮です。特に主管協会の稲沢市協会には延期する事になって経済的な面を始め大きな負担になったと思います。参加チームも少なく収入が厳しいのに、さらに延期となれば出費面で大きな負担になりましたが、全国大会の締め切り日も迫っており、強行せざるもやむおえないかと思います。関係者のご協力をお願いしたい。
 この時期の大会は、雨天でも試合続行されるケースは考えられます。そこで選手、チームの人にお願いしたいのは、悪コンデションでも対応できる準備をして試合に臨まれたい。例えばボールを拭くタオル、ロージンパック、傘テントの類、等々、究極の対応のしかたは、普段雨が降った時に練習をしてくる。そんなと思うかも知れないが強いチームはこれを実施している。あのシドニー五輪の決勝、ニッポンはなぜ負けたか。左翼手が雨に濡れた芝生に滑って落球した、そのとき宇津木監督は雨の時の対応を充分して来なかったことを悔やんだ。もともとあの時期シドニーは雨は降らない。どうか参考にして対応されたい。
 スポーツではよく「勝ちたい気持ちが強い方が勝つ」という言葉を聞くが、勝ちたい気持ちを持つのは「この大会を迎えるまで」にしておかなければならない。勝つための努力をして、勝てると思えるまで練習を積んできたなら、大会に入ったときに冷静でいられる。そこまでやれば「勝てないはずがない」という自信がそうさせる。試合になって勝ちたい気持ちが強すぎて冷静になれず自分を見失ってしまうえば、そこが勝負の分かれ目になる。そこが紙一重という大きな差である。勝ちたい気持ちを持ち続け、そして練習を続ければ、大事なときに冷静でいられる。ほかのスポーツのことで恐縮だがバレーボールの五輪出場をかけた大会での男女のチームを見ててそう感じた。
 梅雨が開ければもう夏。いよいよオリンピックが始まります。女性選手の活躍で、史上初めて女性選手数が男性選手数を上回る女性上位の日本選手団となることが確実になった。日本女性が五輪出場権を獲得したチーム球技は、7競技中、史上最多の5競技を数える。初の五輪登場以来、3大会連続出場のソフトボールは前回シドニー五輪の銀メダルを上回る活躍が期待され、バスケットボール、サッカー、そして金メダル実績を持つバレーボールが2大会ぶりの出場を決めた。ホッケーは悲願の初出場である。
  日本の女子のスポーツといえば、バレーボールや、バスケットボールのほうが主流である。しかし、各スポーツの世界のレベルを比較してみると、女子競技の中では、ソフトボールが最もレベルが高いだろう。そのオリンピックはもうじき始まる。
6月6日