2012年ロンドン五輪 野球 ソフト除外

愛知県ソフトボール協会尾張支部長
全尾張ソフトボール連絡協議会会長
岩田 満

このニュースは私たちソフトボール関係者にとってまさに衝撃的なニュースだった。今まで憶測であっても楽観的な見通しだっただけに余計ショックは大きい。理由は新聞紙上なでにいろいろ書かれているが、これで2012年のロンドン五輪での開催はないことは現実となった。見通しはかなり暗いけど、今後札幌や福岡が五輪開催を立候補しているとも聞く。それまでになんとしてもソフトボールを世界的な規模のスポーツ団体に育て再度開催種目に復活させなければならない。
 現状を見るとソフトボール(野球も同じ)は北米、東アジア、オセアニア地域で行われているに過ぎない。これではIOCの委員に理解されないのも、今にすれば無理からぬ。野球のように会場に膨大な費用がかかり、その後に利用価値がないとすればオリンピックのスリムが叫ばれている現今、外されても無理からぬ。その点ソフトボール会場はそれほど費用がかかると思えないので野球に道ずれにされたともいわれる。が、ソフトはOKで野球はダメとは少し無理だ。

もし「たら」「れば」が通じるならば2012年五輪開催がロンドンでなくニューヨークだったらヤンキースタジアムは超満員でベースボールはドル箱の種目となり世界チャンピオンであるソフトボールもニューヨーク子にもっとも歓迎される競技となったはずだ。

オリンピックの道を閉ざされた野球界はオリンピックの上をいく国別対抗戦(サッカーのワールドカップのように大リーグも日本のプロ野球も参加)を発足させる計画もあると聞く。しかしソフトボールはどちらかといえばマイナーなスポーツである。ソフトボール関係者がこのスポーツをビッグスポーツへの手立てとしてオリンピックでの金メダル獲得が悲願であった。それだけに2008北京五輪での金メダル獲得が今後のソフトボール発展への絶対条件になる。いまこそ日本協会をはじめすべてのソフトボール関係者がそうした条件を満たすうる場をつくるために結集すべき時だ。
 大胆な発言を許されるなら究極の選択はソフトボールのプロ化だろう。そこにはサッカー少年がサッカー選手を夢見るようにソフトボール好きな少女がソフトボール選手を夢見るのもあながち夢ではないはずだ。オリンピックの道を完全に閉ざされたソフトボールを、スケールの大きな競技に転換させるにはこれくらい発想が必要だ。

7月15日