開幕しました

愛知県ソフトボール協会尾張支部長
全尾張ソフトボール連絡協議会会長
岩田 満
桜が満開だ。久々に近くの五条川の辺を散策した。大勢の花見客が桜の下で弁当を広げるのは、見ていてもやはりウキウキする。
 花見は日本独特の風習だという。「群桜・飲食・群集」が特徴の花見は桜以外の花も含めて世界にはないそうだ。さらに日本の桜の八割を占めるソメイヨシノはすべてクローンだという話だ。繁殖力が弱く接ぎ木や挿し木で増やしてきた。いわば日本中を一つのソメイヨシノが覆っているようなものとも言われている。同じような遺伝情報を持っているため、当然、病気になれば辺りの木も枯死してしまう。半面、一本咲けば周りも同時に咲く。一つの地域で咲くタイミングがほぼ一致する。明治以前は品種が多かったので花見も一カ月は楽しめたが、ソメイヨシノの花期は十日ほど。しかも一斉に咲き、散っていく。これが年度替わりの人間界の行事と重なり、出会いと別れを象徴する花になったという。ただ昨夜らい、季節はずれのこの大雨で満開の桜 さようなら…
 プロ野球阪神の金本外野手が世界新となる904試合連続全イニング出場を果たした。広島時代から足かけ八年かけて打ち立てた金字塔だ。一シーズン全イニング出場さえ困難な中で、想像を絶する精神力の持ち主である。「継続は力なり」というが、足掛け八年、有給休暇ゼロ。フルイニング出場だから、ちょっとズルをしてでも作れるような記録ではない。人一倍のトレーニングで強靱な肉体を築くとともに、レギュラーでいられる実力を維持しなければならない。

 この4月多くの若者が就職や進学など新たな道を歩き出した。「もう逃げ出したい」そんな恐れや不安に襲われることもあるだろう。くじけそうになったら金本選手のすがたを見習って欲しい。「きょうの自分はきょうでおしまい。あすはまた新しい自分が生まれ変わって出てくる」。フレッシュマンの皆さん、己の道をこつこつと歩めば、きっと自分の世界記録が見えてくるはずです。

 新しい年度になり尾張地域のソフトボール大会も一斉に始まりました。このところあまり天候に恵まれず大会関係者の皆さんにはご苦労をおかけしています。苦労といえば大会関係者にとって頭の痛い記事が先月新聞紙上を賑合わせた。大阪で1996年、サッカー大会中に落雷の直撃を受けて重い障害を負ったとして、当時の高校生と両親らが、学校や大会運営にかかわった協会に計2億9000万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が最高裁であり、引率教諭と大会運営者全面敗訴の判決があった、このなかで、雷鳴がかすかに聞こえる状況でも危険という知識があれば事故は回避できたと主張する原告側全面勝訴の判決だった。

 これから夏をむかえて、どう対応したらいいかさっぱりわかりませんが、せめてゴロゴロとなったら思い切って中断するぐらいかも、それと市町の行政と体育協会の後援を取り付けておくぐらいしか頭に浮かばない。今年1年、協会や連盟の皆さんのご協力と、審判員、記録員のご指導、そして選手やチームの皆さんの輝かしい戦果を期待します。

4月11日